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急性気管支炎

急性気管支炎

風邪は、適切に治療されないと、急性気管支炎につながる可能性があります。

発熱やのどの痛み(上気道の症状)が落ち着いても咳や胸のつまりなどの下気道の症状が長引いたり、咳の症状が残ってしまったりすることがあります。

気管支炎の原因はウィルス感染やウィルス感染後におきる細菌の2次感染によることが多いです。また、ウィルスや細菌が体内からいなくなってしまっても、咽頭や気管粘膜の炎症が残ってしまい、粘膜の腫脹や分泌物の付着が続いて咳症状も残ってしまうことがあります。

気管支炎の治療は対症療法となり、運動を控えたり、お部屋の加湿を心掛けたり、水分補給、栄養摂取など生活面の対策が基本となりますが、症状によって二次感染対策として抗生剤を内服したり、痰を除去する去痰剤や、咳を抑える鎮咳剤などの内服薬も使用します。気管支の炎症により呼吸が苦しいときには、吸入薬を使う場合もあり、気管支拡張薬という吸入薬が使われます。また、ネブライザー吸入療法も気道の炎症を抑えるために効果的と言われております。

気管支炎は、気管粘膜の炎症により引き起こされる症状です。そのため、タバコを吸っている方は慢性的に気管粘膜に炎症が起こっている状態であるため、気管支炎の症状が悪化しやすいです。感冒後の症状悪化を防ぐ目的で普段からの禁煙が勧められます。

また、気管支炎に高熱が伴われるときは、気管支炎から肺炎に病状が進行している可能性があります。このような症状の悪化が疑われるときは、胸部のレントゲンやCT撮影が可能なクリニックや病院を速やかに紹介させていただきます。

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