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CTについて

最新のコンピューター画像診断装置(CT)を導入しました!

2023年5月23日のリニューアルオープンに伴い、耳鼻科用CTを導入致します。より詳しい画像診断が出来る機器ですので、必ず診療に役立つと考えています。

 

CTの原理~そもそもCTって何?

CTとは「コンピューター断層撮影法」と呼ばれ、”Computed Tomography”の略で、装置が回転しながら人体にX線を照射します。その情報をコンピューター処理をして鮮明な輪切り画像を得る検査です。通常のレントゲンに比べて、低被爆でより詳しい体の情報を得ることが出来ますので、医師としては諸事情が許せば使いたい医療機器です。一般的な内科で用いるCTは、ドーナツ状の機械が動いている大きな機械を想像しますが、耳鼻科用は撮影する箇所も狭いのでもっとコンパクトです(上の画像が実物です)。普通のレントゲン撮影機器にアームがついたような感じをご想像下さい。

 

MRIとの違いは?

MRIとの違いもわかりにくい部分ですね。MRIは”Magnetic Resonance Imaging”の略で、CTはX線に力を使いますが、MRIは磁石の力を使います。もう少し詳しくお話しますと、MRIは大きな磁石による“ 強い磁場”とFMラジオに使われているような“電波”を使って画像を得ます。そのため、MRIは放射線による被ばくがなく、小児や健常な方も安心して検査を受けることができます。 確かに低濃度と言えどもX線被爆は被爆はゼロではないで、出来ればない方が安心。じゃMRIにすれば良いという事になりますが、そうはいかない理由がございます。どちらも目的は「詳細な画像情報を使うことで、より的確な診断が出来る」という事ですが、何事も万能選手はおらず得手不得手があります。

 

CT検査は、こういう場合に行います

鼻や耳の診断にCTを使うのですが、主になかなか治らない副鼻腔炎「慢性副鼻腔炎」の状態を診たい場合に用います。なかなか治らない副鼻腔炎は手術も視野に入れながら、なるべく負担の少ない外来で治療出来る道を検討します。診療上必要な方、撮影をご希望される方などを中心に運用をしていきますので、不必要と判断した場合は当然行いません。
ご希望にそぐわない場合もあるかも知れませんが、患者さんの状態を診ながら適切に運用して参りますのでご安心下さい。

いろいろお話して参りましたが、画像のレベルが違うのは明らかです。当然診療には大きくプラスに働きますので、必要であれば使っていきたいと思います。もし検査をしてみたいけど迷ってみえる方は、また医師でもスタッフにでもご相談頂ければと思います。

今後も当院では的確な医療を目指して、最新機器の導入を検討して参ります。

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